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【収縮・膨張処理(erosion/dilation)】

【収縮・膨張処理】(しゅうしゅく・ぼうちょうしょり/erosion/dilation)

図形を縮める処理を収縮処理、膨らませる処理を膨張処理といいます。

収縮処理の基本は、与えられた図形成分の境界にある画素の値をすべて背景成分の画素の値に変換して1画素分縮めることです。

一方で膨脹処理の基本は、収縮処理とは逆に図形成分の境界画素に接する背景成分中の画素の値を図形成分の画素の値に変換して1画素分膨らませることです。

これらの基本的な収縮処理と膨張処理とをそれぞれ複数回行ったり、互いに組み合わせることによって、2値画像内の図形の雑音成分(小さな穴や孤立点、細かい凹凸)の除去が可能となります。

また本来1つの図形であったものが亀裂状の雑音のために、2つに分かれて画像処理装置に入力された場合にそれを修正してもとの1つの図形にもどすこともできます。

前者の孤立点除去などの処理も含めて、画像処理の文脈では広くこれらを図形融合(fusion)あるいは2値画像の平滑化(smoothing for binary images)と呼びます。

画像の雑音成分は正確な図形の解析を妨げる場合が多いので、そのための前処理として上記のような雑音成分を除去する処理は重要で、非常によく⽤いられます。

なお、収縮・膨張処理は⼀般的には図形の連結性を保存しないので、文字など連結性が重要になる線図形の処理には適さないという点に注意する必要があります。