【散乱光源】(さんらんこうげん/scattering light source)
産業で使用する散乱光源は、光源照射対象に対して、おのおのの点に対して、あらゆる方向からの光束を照射できる機能を有するもので、その結果、ハイライト部分をもたない、あるいは、多少の検出角度の相違があっても多大な変化を来さない能力をもつもの。
この照明に必要な構造は、無数の同寸法で同感覚に配置する“球体の凹レンズ”であるが、凸レンズによる手法で可能と判断する間違いを犯すことが多い。
この構造は、金属・ガラス・樹脂等の反射光において、ハイライト部分をもたずに表面検査が可能なものとなる。