【画像間演算】(がぞうかんえんざん/inter-frame operation)
2つの画像の対応する同じ位置の画素の値に対して何らかの演算が施され、その結果も2つの画像のいずれかまたは第3の画像の同じ位置の画素の値とする処理のこと。
通常、濃淡画像の画像間演算では算術演算が、2値画像の画像間演算では論理演算が用いられます(詳細はこれらの演算の解説を参照してください)。
ほかに、シェーディング補正に似た効果ですが、次のような例もあります。
2値化処理したい画像に明るさのムラがあるような場合、原画像をAとし、平滑化処理でAをぼかした画像をBとします。2値化の前処理として、C=A-Bという画像間演算を行うと、原画像Aをそのまま2値化するよりもCを2値化した⽅が比較的良好な結果が得られます。
基本的には2つの画像を対象としていますが、その組み合わせとして連続的に入力される画像に対して行ったり、あるいは1つの画像の全画素に対し、同⼀の値を演算することもあります。