今日は、とてもニッチな内容になります。
「PubMed」というサイトをご存知ですか?
医療関係者や医療系の学校にいっている方でもない限り、ほとんどの人は知らないと思うのですが、「PubMed」というのは、世界中の医学や薬学関連の文献を検索できるサイトです。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
「PubMed」を運営しているのは、NCBI(米国国立医学図書館 国立生物工学情報センター)というところです。実際に見てもらうとわかるのですが、すべて英語での表示です。
私は、仕事でたまに医学関連の文献を探すことがあるため「PubMed」を使用することがあるのですが、すべて英語な上、Google翻訳にかけても医療用語などが多いために、ほとんどまともな日本語に翻訳されずいつも苦労しています。
もちろん、海外の学会などで論文を発表するような医者であれば英語の文献など読み慣れているため、あまり苦ではないでしょうが、医学生や私のような素人にはとても大変です。
そんな中、待望の『PubMedの日本版』がついに登場したのです!!
PubMedの日本版は下記URLからアクセスできます。
このサイトを公開した(株)ロゼッタでは、医学分野の英日翻訳において最大精度95%に到達していると言っています。
従来の翻訳機では難しかった複雑な長文でも、「まるでプロが翻訳したかのように」読みやすく精度高い訳文を実現しているようです。
実際に画面を見てみると、
下が通常の「PubMed」のトップ画面。
そして、これが「PubMedの日本版」のトップ画面です。
全体的なデザインは一緒ですが、しかり日本語翻訳されています。
実際に使ってみました。
「PubMedの日本版」では日本語で検索します。
そこで「硬膜動静脈瘻」という言葉で検索してみたところ、まったく違和感のない日本語で検索結果が表示されます。
そして、詳細なページを表示させてみて感動しました!!素晴らしい翻訳精度です!!
下に通常の「PubMed」ページと「PubMedの日本版」で表示されるページを貼ってみました。
比較してみてください。これは本当にすごいでね!
昨今、日本の学会でも、グローバルな視点から講演発表を英語でする学会が増えてきました。
しかし、誰もが英語が得意というわけではなく、苦労している人も多いと思います。
そんな方にとって、このようなサイトはとてもありがたいですね。