普段、毎日使う鏡ですが、鏡って改めて考えると不思議ですよね。
合わせ鏡なんかすると、どこまでも鏡に映り込み、なんとなく不気味でもあり幻想的でもあったりします。
そのため鏡は、その不思議さから「鏡の国のアリス」など、いろいろな作品の題材になったりしています。
鏡は何色?
さて、そんな鏡ですが、鏡は何色?と聞かれたらなんと答えますか?
たぶん「銀色」と答えられる方が最も多いのではないでしょうか。
以前、「モノ(物体)には “色” がない」というブログを書いたことがあります。
以前のブログはコチラ↓
色というのは、決まった周波数の光が反射することで見えているものなのです。
たとえば、リンゴが赤く見えるのは、リンゴに当たり跳ね返ってきた光が赤い波長ために赤く見えているのです。
同じく、レモンが黄色に見えるのは、レモンに当たって反射した光の波長が黄色いため、黄色に見えています。
ですので、光がない暗い場所では人の目は色を感じることはできないのです。
では、鏡は何色の光を反射しているのでしょうか? 答えはすべての色を反射しているのです。つまり、鏡の色は、光の色ということがきます。
鏡に赤い光を当てると、赤い色になりますし、黄色の光であれば黄色になります。そのため、鏡に対応する色は無いとされています。
ですので、鏡の色は?の本当の答えは、「答えがない」が正解です。
「答えがない」というところが、鏡の面白いところでもあり不思議なところなのかもしれませんね。
さいごに
ちなみに、合わせ鏡で映るものは、どこまでも無限に続くように思いますが、鏡の反射率は80~90%ですので、どこまでも続くわけではありません。
仮に反射率が100%であったとしても、間に空気とういものが存在しているので、やはり無限ではないのです。
つまり、無限に近い有限ということですね。