以前、ブログで取り上げたNHK大河ドラマ「西郷どん」ですが、私は第1話より毎週欠かさず見ており、今日の放送も今からとても楽しみしています!
※下は以前のブログ↓
さて、先週いつものように大河ドラマを見ていてふっと気になることがありました。
大河ドラマ「西郷どん」の舞台は「九州」の鹿児島です。
九州ということは、9つの州があるということですよね?
でも実際には、「福岡県」「佐賀県」「長崎県」「熊本県」「大分県」「宮崎県」「鹿児島県」「沖縄県」の8つの県しかありません。
8つの県しかないのに、なぜ九州というのでしょうか?
そこで少し調べてみました。
8県なのに九州の理由!
先にも書いたとおり、九州は9つの州というくらいなので、9県あるのかと思いきや、8県しかありません。
一方、お隣の「四国」は字のとおり、「香川県」「高知県」「徳島県」「愛媛県」とちゃんと4つの県があります。不思議ですよねぇ~。
この答えは、明治初期にまで遡ります。
現在日本では、47都道府県として区分けされています。しかし、都道府県が敷かれたのは明治になってからです。それまでは「藩」として各地を区分けしていました。
なぜ「藩」がなくなり「都道府県」になったのかというと、明治4年、明治政府が政治の権限を藩(地方)ではなく中央(国)に集中させるために「廃藩置県」を行ったからです。
「廃藩置県」とは読んで字のごとく、藩を廃止して県を置くという制度です。
そして、この廃藩置県を行う前、九州には9つの国が存在していたのです。
「筑前」「筑後」「肥前」「肥後」「豊前」「豊後」「日向」「大隅」「薩摩」の9つです。
「九州」とは、この9つの国のことを意味しており、その名残から今でも九州という名前として残ってるわけなんです。
ちなみに、なぜ廃藩置県の際に、県の数にちなんで「九州」を「八州」にしなかったのかは???です・・・。