長時間集中して仕事や勉強をしていると、疲れから効率が低下してしまいます。
そんな時は、お菓子を食べたり飲み物を飲んだりと、ひと休みした方がその後の仕事や勉強もはかどり効率がよくなります。
そんなちょっとした休憩時の飲み物に、「紅茶」と「コーヒー」どちらを飲みますか?
昨年、大手飲料水メーカーの1つであるキリンが行った「紅茶と仕事に関する意識調査」の結果によると、「紅茶」を選択する方が、仕事に良い影響を与える、という結果がでました。
紅茶を飲むのは気分転換のため
その調査は、20~50代の働く男女1,000名を対象に行われました。
「好きな飲料は?」の問では、1位がコーヒーの79%。次いで2位が緑茶61%。紅茶は3位の50%という結果でした。以下、炭酸飲料(49%)、乳飲料(44%)、ミネラルウォーター(41%)と続きます。
「紅茶が好き」と答えた人に、「仕事をする上で、紅茶はどういう存在か?」という質問をしたところ、「気分転換をしたい時に飲むもの」が90%で、「心を落ち着けたい時に飲むもの」が83%、「疲れた気持ちを癒やしたい時に飲むもの」79%という結果でした。
次に、「どのようなシーンで紅茶を飲んでいますか?」という問では、「昼食後のひと息」が40%と最も多く、次に「仕事中の合間の気分転換」が37%、「休みの日の気分転換」36%と続きました。
これら数字をみる限り、紅茶好きの人は気分転換のために「紅茶」を飲んでいるということがわかります。
「L-テアニン」と「カフェイン」で集中力を持続
言うまでもなく上の結果は、あくまでもアンケートに基づく結果であって、すべての人に当てはまるわけではありません。中には「紅茶飲んでも気分転換できないよ」という人もいるかもしれません。
しかし、紅茶を飲むことで気分転換に繋がるというのには、それなりのわけがあるのです。
紅茶には「L-テアニン」という成分が含まれています。L-テアニンとは、お茶に含まれる「ほのかな甘味やうま味」の成分です。このL-テアニンにより紅茶を飲むことで「和らいで優しい気持ち」になれるのです。
また紅茶には、カフェインが含まれています。カフェインはコーヒーにも含まれていますが、カフェインには眠気を覚ます効果があります。
つまり、紅茶を愛飲する人は、疲れたとき、紅茶に含まれるL-テアニンでリラックスし、カフェインで頭をシャッキとさせることで、次の集中につなげている、といったことがいえるでしょう。
さいごに
このアンケートでは、「職場で設定された2016年度の目標値を達成したか?」や「自身の性格は、どちらかといえば前向き(ポジティブ)か? 後ろ向き(ネガティブ)か?」、さらに「勤務先でどのような立場か?」といった質問がありました。
これらのアンケート結果では、紅茶を毎日飲んでいる人は「目標を達成できている人が多く」「ポジティブな人が多い」また「管理職が多い」という結果が出ていました。
このような結果が出たのは、L-テアニンとカフェインの賜かもしれません。
普段、休憩時にコーヒーを飲んでいる方も、たまには「紅茶」を飲んでみるものいいかもしれませんね。
いつもより、効率よく仕事や勉強が片付くかもしれませんよ!