健康で楽しい生活を送るには普段からの身体のメンテナンスが大事です。
と同時に、病気の早期発見が第一です!
定期的に健康診断を受けている方も多いかと思いますが、医師からその検診結果の見方について教えてもらっていなかったりなど、結果の見方を知らない人が意外と多いようです。
一見、結果に異常がみられなかったからだといって、安心ばかりはしていられないようですよ!
検診結果の見るべきポイント!
注目すべきポイントは、当然ながら“数値”。
その数値が基準値より超えていないかを見ます。
すべての項目で基準の値を上回っているものが1つもなければ、安心していいでしょう。
しかし、基準値内の数値であっても、血糖値や血圧などの項目が前年、前々年より上昇しているようであれば、要注意です。
単にその年の結果だけでなく、数値の上がり下がりに注目して見るのがポイントです。
特に気をつけて見る項目は?
健康診断の結果が出てきたら、とりわけ以下の項目を注意して見るとよいでしょう。
【赤血球およびヘモグロビン】
基準値より低いのであれば、貧血の心配があります。
【白血球】
基準値より高ければ、、何らかの感染症やケガなどが疑われます。
逆に低いと、ウイルス感染症の初期状態、もしくは再生不良性貧血といったことが考えられます。
【総コレステロール】
この数値が高い場合、過食や運動不足が疑われます。
甲状腺のトラブルや糖尿病の方でもこの数値は上がります。
低ければ、栄養不良や貧血などの可能性が考えらます。
コレステロール値が高い方は、面倒くさがらず再検査や薬による治療をしましょう。
なにもせず放っておくと、動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞をきたすことがあります。
【空腹時血糖・HbA1c】
この数撃ちが基準値を超えているいる場合、糖尿病の可能性があります。
糖尿病の心配や疑いがある人は、この数値をチェックしましょう。
【尿酸】
この値が高いと、痛風になるかもしれません。
太り過ぎやお酒の飲みすぎが関係していることが多いといわれています。
【ALT(GPT)/AST(GOT)】
この項目は、肝機能を示す検査項目です。
この数値が高い場合は、なにかしら肝臓異常があるかもしれません。
【γ(ガンマ)ーGTP】
上記の項目ALTやASTが通常で、この項目だけが高くなっている際は、アルコールを摂取しすぎだと考えられます。
まとめ
以上、注意して見るべき項目のポイントを記しましたが、あらかじめ着目する項目を気に留めておくことで、もし数値に異常があった場合にも早期発見、早期治療につながると思います。
当然、その人の食生活や運動の状況という生活習慣によって、注意すべき項目の優先順位や重要度も変わってきますので、個人個人の状況あわせて確認するとよいでしょう。
また、万が一の場合に備え、あらかじめかかりつけ医や主治医を見つけておき、ご自身の体の状態や健康について良く知ってもらっているようにするとよいかもしれません。