みなさんは、スーパーなどで野菜や果物を選ぶとき、なにを基準に選んでいますか?
色ですか? 形ですか? 硬さや柔らかさですか?
色や形などよく吟味して、「これは甘そうだ!」「これはよく熟してそうだ!」と思い買ってきて、いざ食べてみると意外と甘くなかったり、まだ硬かったりということも多々あるかと思います。
先日見に行った農業関係の展示会にて、そんな野菜や果物選びの悩みを解決するような、すばらしいソリューションを見つけました!
それは、人工知能を用いて野菜などの“おいしさ(味覚)を「見える化」できる”というソリューションです!
おいしさの見える化
このソリューションがどのようなものかというと、野菜や果物をスマホで撮影すると、スマホの画面上に「甘味」「塩味」「酸味」「旨味コク」「苦味」が表示されるというものです。
また、それぞれの味覚に応じた顔のアイコンも表示されるので、対象物がどんな味なのかがひと目でわかります。
原理
簡単に説明すると、スマホで野菜や果物を撮影しその撮った対象物の画像を光の3原色(赤・青・緑)に分光しデジタル化します。
その分光した各色の波長から、あらかじめAI(人工知能)のデータベースに記憶させておいた味覚情報と照合し、瞬時に対象物のおいしさを解析して表示します。
まとめ
市販でも糖度計は販売されていますが、安いものでも2~3万円ほどします。一般の人がわざわざスーパーで野菜や果物を選ぶために、糖度計を買うなんてことはないですよね。
しかし、これであればスマホで撮影するだけで、甘味や酸味など5つの味が一度にわかるため、とてもありがたい画期的なシステムです。
また、画像だけでおいしさを判定しているため、野菜や果物に直接触らないので衛生的というだけでなく、触って商品を傷つけることがないということも、特筆すべき点だと思います。