今の時代、若い人を中心として、ほとんどの人がツイッターやフェイスブック、インスタグラムなど何らかのSNSをやっているのではないでしょうか。
私も、生活の一部としてSNSを利用していますが、最近あることに気づきました。
『いいね!』に翻弄されていると・・・。
だれでもそうでしょうが、『いいね!』をもらうと嬉しいですよね!
ブログでも『スター』や『はてなブックマーク』を付けてもらえるととても嬉しくなります!
でも、この『いいね!』って、なんか麻薬のような中毒性がありませんか?
『いいね!』に翻弄される
先日、私がSNSに投稿した記事にこれまでにないほどの、たくさんの『いいね!』がつきました。(とはいえ、たかだだ数十個ですけどね…。)
それ以来、ちょくちょく『いいね』がついたかなぁ、と投稿した記事を何度も確認したり、仕事中でも、なんか面白いネタないかなぁと『いいね』のネタを探している自分が気づいたらいるのです。(上司に怒られそう…。)
もちろん、自身のモチベーションに繋がっているので、『いいね!』が悪いと言っているのではないのです。
ただ、この「いいね」をもらうためのモチベーションが度を越しているときがあるので、困ったもんだ・・・と思っている今日このごろです。
そこで、なぜこんなにも『いいね!』に翻弄されるのか少し調べてみたところ、ヒトの脳に関係していることがわかりました。
『いいね!』をもらったときの脳内変化
“『いいね!』をもらうと、脳内でどのような変化が起きているか”という研究がすでに行われているようです。
どのような研究かというと、数人の被験者にSNSに写真を投稿させ、その写真についた「いいね!」の数を確かめているときの脳の状態を、血流動態反応を可視化するMRI(fMRI)によって撮像するという内容です。
その研究の結果、被験者の多くが「いいね!」 を見ている時、脳内の『報酬系回路』と呼ばれる領域が活発に活動したそうです。
『いいね!』でドーパミンが脳に及ぼす影響
この「報酬系回路」とは、ドーパミン神経系とも呼ばれているものです。
ドーパミンとは、脳内にて分泌される神経伝達物質のことで、別名「快感ホルモン」または「脳内麻薬」などとも呼ばれます。
快感物質のドーパミンは、欲求が満たされたり嬉しいことがあると、脳内に大量に放射され、このドーパミンがヒトに「気持ちいい」と感じさせます。
SNSやギャンブル、アルコール、ドラックなどなど、これらにハマってしまうのは、過度なドーパミンの分泌によるためのようです。
ドーパミンの快楽を一度味わうと、ヒトはまたそれを味わいたいという意欲を出します。
たとえば、子供が親に褒められると、子供の脳内では快楽物質のドーパミンが大量に分泌され「気持ちいい」と感じます。 そして、また「気持ちいい」味わうために努力するようになります。
「子供を褒めて伸ばす」という教育は、このドーパミンが及ぼす作用を利用した教育方法なのかもしれません。
上記にて書いたように、『いいね!』をつけられると嬉しくなり、脳内にドーパミンが分泌されます。
そのため、「欲しい」「嬉しい」「楽しい」「頑張ろう」という、さらなる快楽を得ようとする欲求がエスカレートしてしまい、SNS依存症となってしまうようです。
まとめ
自分自身が 「コレ面白い!」 「みんなに見てもらいたい」 と思い投稿した写真や記事であれば、他人の「良いか、悪いか」の反応を過度に気にする必要はないのではないかと思います。
それよりも、“やる気”に繋がるドーパミンとうまく付き合っていくことが大事なのではないでしょうか。
とはいえ、自分で制御できるものでもないので、難しいですけどね…。