現代はインターネットで世界が繋がり、あらゆる事とモノがデジタル化へと変わってきました。その波は、古くから行われている日本古来の神事にまで波及し、今や大祓もスマホで行うようになってきたようです。
人と神社をICTで結びつける神社崇敬会は、大祓祭へ気軽・手軽に参加できる、無料のWebサービス『おおはらえ』の提供を開始しました。
大祓とは?
日本の神道の儀式の1つで、いつも清らかな気持ちで日々の生活を送れるよう、心身に付着した罪や穢れを祓い清める儀式のことです。
Webサービス『おおはらえ』とは?
忙しくて神社に行けない人でも、インターネットを通じて大祓祭に参加できるサービスです。お祓いの初穂料・玉串料(料金)は無料です。
全体の流れは次のとおり。
- 「オオハラエ(http://oharae.jp)」のサイトにアクセスします。
- 氏名、年齢、性別を入力します。名前はニックネームでもいいみたいですよ。ただ、しっかりお祓いするためには、正式な氏名を入れる方がいいみたいですね。
- その後は、スマホに表示された人形の白紙? を表示したまま、体に直接触れないように、服の上から身体全体を撫でます。
- 次に画面上の人形に、息を3回大きく吹きかけます。これで、自身に着いている罪や穢を人形に移したことになります。 その後、送信します。
- 送信された情報(氏名・年齢・性別)は、複数名分ずつまとめてプリントアウトされます。
- そして、神職が「大祓詞」を奏上し、浄火でまとめてお焚き上げして祓い清める。という流れです。
確かに昔と比べると人々のライフスタイルも変わってきていますし、その時代に即した形態に柔軟に対応することは大事ですよね。また、廃れていく大祓神事の文化を後世に残すという観点からも、とてもユニークで面白い取り組みだと思います。
…でもまぁ、個人的には、あまりご利益というか、ありがたみがないように感じられてしまいます。私の頭が古いのでしょうかね…。