今日、ネットのニュースを見ていて、へぇ~これはいいね!と感心して読んだ記事がありました。
それは、建設現場で働く人のために、「熱中症対策自動販売機」と題した50円で買えるポカリスエットの自動販売機を設置したというニュースです。
これはとてもいい試みですね! 特に日本のジメジメとした夏は、何もしていなくても、汗が吹き出てきます。そんな中、炎天下で働いている方の大変さは想像に難くありません。ぜひ、この取り組みは、どんどん拡大していって欲しいですね!
熱中症対策としてどちらが効果的なのか?
…で、ニュースを読んでいてふっと疑問に思ったことがあります。ガブガブ飲めるスポーツドリンクでは、ポカリスエットと双璧をなす飲み物としてアクエリアスがあります。果たしてどっちが熱中症対策としてより効果的なのか? ということです。
そこで、ちょっと調べてみました。
成分の違いは?
個人的には甘みの少ないアクエリアスの方が好きですが、熱中症対策として飲む場合、味は特に関係ないですよね。肝心なのは成分とその分量になると思います。
なので、それぞれの成分を比較してみました。
■ポカリスエットの主な成分(100mL)
- エネルギー 25kcal
- タンパク質 0g
- 炭水化物 6.2g
- ナトリウム 49mg
- カリウム 20mg
- マグネシウム 0.6mg
■アクエリアスの主な成分(100mL)
- エネルギー 19kcal
- タンパク質 0g
- 炭水化物 4.7g
- ナトリウム 40mg
- カリウム 8mg
- マグネシウム 1.2mg
こうみてみると、マグネシウム以外の成分は、ポカリスエットの方が多いですね。
大事なのはナトリウム&カリウム
ポカリスエットのホームページを見てみると、汗をかくと、ナトリウムとカリウムが失われると書いてありました。ということは、ナトリウムとカリウムを多く含んでいる方が効果的ということになりますよね。では、ナトリウムとカリウムとはなんでしょうか?
■ナトリウム
正確には違うのですが、ナトリウムは要は塩分のことです。 汗をかいたら塩分を摂れとよくいいますよね。汗をかくと一緒にナトリウム(塩分)が流れ出てしまうので、ナトリウムの摂取は重要になります。
■カリウム
カリウムは細胞内液に多く含有されていて、水分の保持に働いています。そして、汗をかいてカリウムが失われると細胞内が脱水症状を引き起こしてしまいます。ですので、カリウムの摂取は大事なのです。
結果は?
ポカリスエット、アクエリアスに含まれるナトリウムとカリウムの保有量でみる限り、大量の汗をかく熱中症対策としては、ポカリスエットに軍配がありました!
味の好みなどあるでしょうが、作業現場で働く方やスポーツをされる方は、ポカリスエットを飲む方をおすすめします!