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仰天!人類初めての輸血は羊の血だった!!輸血の歴史!

い何事にも一番最初というものがあります。

現在、病気や怪我をした際、当たり前のように行われる輸血ですが、輸血にも当然一番最初があります。

古くから、血液が生命や力の根源であるという考え方があり、動物の血管にビールや尿などを注入する実験が行われていました。

そして、人体に初めて輸血という行為を行ったのは、約350年前の1667年です。
当時、ルイ14世の顧問医師を務めていたフランスの医師であるジャン=バティスト・デニが、貧血と高熱に苦しむ青年になんと!子羊の血を輸血(225mL)したのです。

子羊の血を輸血するなんて、今の常識でいえば信じられないことです。
しかし驚いたことに、この輸血により青年は際立った回復をみせたのです!

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以降もこの医師は、小羊の血液を用いた輸血を行っていました。
しかしついに、患者を死なせてしまいます。

このため彼は、殺人者として長い期間裁判にかけられ、結果無罪となりましたが、以降フランスでの輸血は禁止されただけでなく、これによって、イギリスやローマ法王庁からも禁止令が出され、ヨーロッパ全土における輸血は行われなくなりました。

人の血液による輸血

⼈間の血液を用いた輸⾎が⾏われたのは、1818年です。

イギリスの産科医であったジェームズ・ブランデルが、⼥性患者に夫の⾎を輸⾎したのが最初になります。

輸血を受けたその女性患者は一時回復をみせましたが、後に死亡してしまいました。その後も10⼈の患者に輸⾎が⾏われ、元気になったのは5⼈だけだったそうです。

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近代の輸血

⾎液についての解明が進んでいない時代の輸血は、副作用など常に死の危険と隣り合わせでした。

現在、輸⾎が安全に行えるようになったのには、2つの発⾒があります。

1つ目は、カール・ラントシュタイナーが発見した(1900年)ABO式⾎液型です。この発見により、⾎液には型があるということがわかり、これまでの副作⽤や死亡事故が減りました。

2つ目は、抗凝固剤の発⾒です。抗凝固剤は1914年にアルベール・ユスタンが発見しました。空気中にさらすと固まってしまう血液を、クエン酸ナトリウムを混⼊することで⾎液が固まらないことがわかったため、採取した⾎液を保存し、必要なときに輸⾎することができるようになったのです。

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さいごに

血液が神秘的なものと信じられていた古代から今日まで、血液とその輸血は数多くの障害と多くの尊い犠牲があったことはいうまでもありません。

こうした多くの先人たちの苦労のおかげで、現在の私たちは安全に輸血を受けることができているのです。