私の実家では、家族全員が動物好きということもあり、犬も飼っていますし、猫も飼っています。さらには、インコやハリネズミなどいてとても賑やかです。
さて、昨年、私の知人が犬を飼い始めました。
しかし、1年もしないうちにせっかく飼い始めた犬を手放すことになりました。
その理由は、床が傷つく、衣類に毛がつくなどのほかに、金銭的が側面が大きかったそうです。
そこで、現在、犬を飼いたいなぁと思っている方は、改めて犬を飼った際に起こりうるデメリットをしっかりと認識したうえで、本当に飼うかどうか決めてもらいたいと思います。
世の中には、犬を飼うことによって得られるメリットについての情報はたくさん紹介されています。たとえば、「日々が充実する」や「ストレスが軽減される」などです。
それに、テレビなどで犬と楽しく生活している人を見ると羨ましくなりますし、ペットショップでかわいい子犬を見ると一緒に暮らしてみたくなる気持ちもわかります。
しかし、実際に犬を飼い始めると、思ってた以上に様々なデメリットがあるものです。
旅行(外泊)がしづらくなる
犬を飼い始めると、旅行など外泊しずらくなります。
最近は犬と一緒に行けるお店や場所も増えてきてはいますが、それでもまだまだ限られた1部です。宿泊施設でも、ペットOKのところは圧倒的に少ないですし、金銭的にも通常の宿泊に比べて少し割高です。
そのため、犬を飼い始めると、本当に行きたかった場所ではなく、行き先を妥協せざるを得なくなることも多くなりますし、さらには、旅行自体を諦めるということも出てきます。
もちろん、ペットを預かってくれる「ペットホテル」を利用する方法もありますし、知人などに預かってもらうこともできます。
しかし、ペットホテルに預けるにもお金がかかります。また、知人にあずけるにしても、頻度が高ければ色々と気を遣うことにもなります。
そしてなにより、知らない人のところに預けられる犬にとっては、とても大きなストレスとなっているということを忘れてはいけません。
そのため、旅行が大好きで頻繁に旅行に行く人や、家を開けることの多いひとは、犬を飼うべきではありません。
金銭的コストがかかる
先にも書きましたが、犬と泊まれる宿泊施設は比較的割高ですし、ペットホテルに預けるにしても料金がかかります。
犬と暮らすということは、思っている以上にお金がかかるということを知っておきましょう。
犬は生き物ですので、当然毎日の食費がかかります。
それに、狂犬病の予防接種は年1回必ず受けることが義務付けられていますし、犬の健康を考えれば「フィラリア予防」や「混合ワクチン」なども打ってあげる必要があります。
ある調査によると、犬を飼った際に発生する初年度の費用は30万円ほどかかるそうです。もちろん初年度だけでなく、上に書いたような食費やワクチン注射など毎年コストはかかり、小型犬でさえも年間約8万円以上の出費があると言われています。
愛犬に健康的で一般的な生活を送らせるためには、これだけの費用を犬のために捻出しなければならないということを念頭に入れておかなければなりません。
金銭的に余裕のある人なら問題ありませんが、そうでないのであれば、犬を飼うという思いは一旦白紙に戻して、犬を飼えるようになるまで時期ずらした方がよいでしょう。
家や傷む。衣類が汚れる。
犬種にもよりますが、犬を飼うとどんなにブラッシングしたとしても毛が抜けますし、抜けた毛は衣類などにつきます。もちろん粘着テープなどで取ればいいことのですが、少なくとも毛を取るという手間は発生します。
それに、床が傷つくということも忘れてはいけません。フローリングの床はもちろん、特に畳の床は犬の爪でかなり痛みます。
また、匂いも気になるかもしれません。トイレの場所を躾けるまでには、家のあちこちでオシッコやウンチをされますし、頻繁にシャンプーしたとしても、犬のニオイを全く無にすることはできません。
どんなに犬を飼いたくても、潔癖症の人や、家や家具、また衣類などを汚されるのが嫌な人は、犬を飼うのに向いていません。
さいごに
冒頭でも書きましたが、私の実家では犬を飼っていますし、私自身も犬が大好きです。
でも、だからこそ、飼った後に「こんなはずではなかった」と思わないように、犬を飼うことによって生じるデメリットをわかってほしくて今回のブログを書きました。
一度飼い始めたら、途中で投げ出すことはできません。
安易な気持ちで犬を飼うことなく、最初にきちんと理解してから愛犬を迎えてあげてください。